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白い日 - a white day 池内 晶子 / 中根 秀夫 - 写真

2014年10月14日 から10月26日  @Café & GalerÍa PARADA

 

白い日

 

ジャスミンの根元に石がある。
その石の下に宝がある、
父が小径に立っている。
白い、白い日。

咲いているギンドロヤナギ。
センティフォリア、そのむこうー
生い茂るバラの蔓、
ミルクの草。

いまだかつて僕は
あのときほど幸せだったことはない。
いまだかつて僕は
あのときほど幸せだったことはない。

そこには戻れない、
語ることさえできない、
どれだけ幸福に満ちていたろう、
この天国のような庭は。

 

アルセーニー・タルコフスキー(訳:坂庭 淳史)

 

映画監督アンドレイ・タルコフスキー(1932~1886)の自伝的作品『鏡』(1975年製作)は、その脚本段階では、アンドレイの父アルセーニー・タルコフスキーの『白い日』(a White day)という詩のタイトルが付いていたという。白い、白い日…。

自己のイメージはあらゆる鏡像関係を結びつつもまた解かれ、鏡のガラスのわずかな厚みの中で移動を繰り返し、記憶の中の「白い日」の手触りを求める。iPhoneのカメラで、あるいは使い古されたフィルムカメラで。指で傷をなぞるように。

 

a white day / 2014
digital reversal film print

 

 

for the March

for the March / 1997
gelatin silver print

 

for the March / 1997
gelatin silver print

 

for the March / 2013
digital print

for the March / 2013
digital print

 

camera lucida

camera lucida / 1996
gelatin silver print

われわれはかつて一度も、一日も、
ひらきゆく花々をひろく迎え取る
純粋な空間に向きあったことがない。
われわれが向きあっているのは
いつも世界だ。 -リルケ

そこで私は、自分の探究の出発点として、わずか数枚の写真、私にとって存在することが確実な数枚の写真を採用することに決めた。それは資料体(コルプス)とは何の関係もない、ただいくつかの肉体(コール)にすぎなかった。 -ロラン・バルト

関連プロジェクト『カメラ・ルシーダ』について

 

untitled

untitled / 2012
digital print

 深い紫色をしたこの花は日本の企業が開発した遺伝子組み換え植物である。空き瓶に差し、窓辺の陽に透かしてみる。自然には青い色素を持たない花。一般植物との交雑を避けるという理由から南米エクアドルの温室で栽培され、日本には切り花でのみ空輸されることが許されている。他の花が朽ちた後、この一輪だけが長く... 生き続けた。

 

photo frame

photo frame / 2011
glass (sand blast)
100 x 148 x 22 mm

Fridays (24 photogrsphs)

24 slides

08.10 18:29:14 / 2012
digital print

08.17 18:26:27 / 2012
digital print

08.24 18:27:48 / 2012
digital print

08.31 18:36:57 / 2012
digital print

12.21 18:17:38 / 2012
digital print

03.10 18:06:26 / 2013
digital print

 

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